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eスポーツでも!サッカーゲームの歴史

eスポーツでも!サッカーゲームの歴史

現代サッカーというスポーツがイギリスで誕生してからおよそ160年、今日では世界中で行われている試合をオンラインでリアルタイムで観戦できるようになりました。

世界で最も愛され、プレイされているスポーツのひとつと言っても過言ではないほどです。そんなサッカーの楽しみ方のひとつとして、本場イギリスでサッカーの歩みと同じくらい長い歴史があるのが、スポーツベッティングです。最近ではブックメーカーを介して行えるスポーツベッティングは、日本でも着実に人気を得てきています。そして現在ではサッカーのみならず、多くのスポーツにベッティングできるようになっています。中でも注目を集めているのが『eスポーツ』です。オンライン上でのゲームプレイがスポーツの一種として認識されるようになった今の時代、ここでは、その先駆けともなった世界中で不動の人気を誇るサッカーゲーム『FIFAシリーズ』について見ていきたいと思います。

FIFAシリーズ

サッカーゲームと聞いて、誰もがまず一番に思い浮かべるのが『FIFA』シリーズではないでしょうか。アメリカのEA Sports社が発売しているサッカーゲームで、1993年から2022年までに32本が発売されています。売上本数の累計が世界で3億2500万本を超えている超人気スポーツゲームであり、ギネスブックにも「最も売れているスポーツゲーム」として登録されています。18言語に対応し、50カ国以上で正規販売されているという、対応言語の多さも世界中のユーザーから支持される理由なのかもしれません。ちなみに、『FIFA』シリーズに次いで売上本数が多いスポーツゲームの第2位は、アメリカンフットボールゲームの『Madden NFLシリーズ』で1億3000万本。『FIFA』シリーズと比べるとその売り上げ数の差は倍以上。いかに『FIFA』シリーズの人気がすごいものなのかということがよく分かりますよね。

こうした『FIFA』シリーズの人気を決定づけたのが、『FIFA 12』で初めて登場した『FUT(FIFA Ultimate Team)』と言われています。FUTは自分だけのドリームチームを造り上げることができるという、まさに夢のような機能で、最新作にいたるまでFIFAシリーズの人気を支える基盤になっています。さらに日本人プレイヤーにとって喜ばしいことに、『FIFA 17』では、初めてJ1リーグに所属しているクラブが完全に収録されるようにもなりました。

契約の終了

こうしてサッカーゲームの第一戦を走り続けてきた『FIFA』シリーズですが、なんと昨年5月、EA Sports社によって30年にわたって続いていた国際サッカー連盟(FIFA)とのパートナーシップ契約が2023年に終了することが発表されました。これは、これまで長い間EAの『FIFA』シリーズを遊んできた人にとっては、天地を揺るがすほどの大ニュースでした。しかし、契約終了後の今年7月には、同社がプレミアリーグや、ラ・リーガ、UEFAチャンピオンズリーグをはじめ、世界中の男子サッカー、女子サッカーリーグと独占契約を結んだことを発表。これまでと変わらずスター選手を起用したゲームが作られるとして、『FIFA』シリーズの後継者ともなるべき『EA SPORTS FC 24』の発売が発表されました。

EA SPORTS FC 24

こうして9月24日に発売開始された『EA SPORTS FC 24』。本作では進化したFrostbiteエンジンを使って試合前の体験が強化されています。騒がしい観客が出てきたり、本格的な記者会見が再現されていたりなど、よりリアルにゲームの世界観に没頭できるようになっています。また、本作はスポーツ分析会社Optaとパートナーシップを結んでおり、有名選手の能力には実際のデータが反映されています。そして目玉となっているのが、EAが『Hypermotion V』と呼ぶ新たな機能です。EAは近年のゲームにおいて、各チーム11人の選手たちにモーションキャプチャースーツを着せて実際の試合を収録することにより、さらにリアルなアニメーションを再現してきました。しかし、今作ではボリューメトリック技術と機械学習を使い、プロの試合映像から直接アニメーションを抽出するという技法がとられています。使用された映像の数は180を超え、どれも特殊な高解像度のカメラによって収録されています。こうして、大量のデータと独自の先進的な機械学習テクノロジーを用い、プロのプレイヤーたちと一緒にサッカーをプレイしているというリアルな感覚を再現することに成功したのです。